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症状は先に取ってはいけない。

 



こんにちは、CKワープ臨床研究.界-kai-岡田です。
春さくら満開ですが、ここ数日は寒いです・・。この気温差は体にかなり負担がかかりますね。春はギックリ腰が多いシーズンでもあります。なんかヤバいかもと思ったら早めのメンテンナンスが必要です。

本日は施術する上での非常に重要な考え方をお伝えしたいと思います。それがタイトルにもありますように、「症状は先に取ってはいけない」です。治療家、セラピストのところにくる方は、何らかの症状を改善したくて来られます。

それなのに、症状を取ってはいけない?
じゃあ、治療家、セラピストは何をするの?

こういう感じになると思うので、どういうことなのか、考え方を説明をしていきたいと思います。

病気、症状、痛みとは何なのか?


 
まず一番重要なのが、病気や症状、痛みについての考え方です。このあたりの哲学がないと、臨床では表面的な結果しか出ません。

痛みや症状があるからそれを治すために治療する!
治療家なら当たり前だし、それが仕事だし、患者さんもそれを望んでいます。


ただし、CKワープ臨床研究.界-kai-では、

それは「NG」です。



なぜ、症状や痛みを治すのことがNGなのか? 

それは、

症状や痛みの意味を患者さんが理解していないから。


病気や症状、痛みなどは「サイン」です。
何かしらのバランスが崩れていますよー、という身体(潜在意識)からのお知らせです。その意味を理解せずに症状だけ取るというのは、治療家セラピストが批判することが多い西洋医学的、病院的なやり方と同じです。

病院が、悪い所は切る、症状があれば薬で抑える。みたいな感じであれば、
治療家は悪いから施術するみたいな感じです。

大切なのは、その病気や症状がなぜ出ているのか、
背景にどんな意味があるのか?

これを患者さん自身が理解して納得する必要があります。


治療家セラピストの大事な仕事のひとつは、身体(潜在意識)の問題を読み取って、患者さんに伝えることです。ようは通訳的な仕事です。

その時に大事なのは、どの次元でそのサインを読み取るかです。
これが治療家、セラピストの能力となります。


肉体、身体レベルで「サイン」を読み取っても表層問題しか取れません。なので、施術することで一時的には良くなりますが、また時間の経過とともに戻る。もしくは、違う問題(症状、病気)を発生させます。

身体(潜在意識)は、患者さん本人に何かを気づいてほしくて、サインを出します。でも、その意味を患者さんが理解しないまま症状を取ってしまうと、もっと強いサインを出して、気づいてもらおうとします。

癌細胞を手術で取ったけど、数年後に再発した。
もしくは、違う所に癌が出来た。これはよく聞く話ですよね。

これも結果としての癌細胞は取り除いたけど、癌になった意味や原因は何も理解していないし、変わっていないから時間の経過とともに再発したと考えられます。

治療家、セラピストの例でいうと、腰痛の痛みは取れたけど、今度は違う部分に痛みが出てきた・・。みたいなことが治療家も患者さんもが気付かないところで起きている可能性があるということです。

ようは腕のいい治療家ほど、広い意味では、患者さんの状態を悪くしている可能性があるということです。


症状の本当の原因にワープする


CKワープ臨床研究.界-kai-でお伝えしている臨床システムは、CKワープという検査技術で、その病気や症状の背景にある問題、潜在意識は何を伝えようとしているのか?を見つけていきます。(これをワープすると言います)

臨床において、施術をする際にも、その症状に対してアプローチをするのか?それとも、背景にある問題に対してアプローチするのか?それも検査していきます。私の臨床では、ほとんどがその背景に対してアプローチしていくと検査で出ます。なので、症状を良くすることを目的に施術することはあまりありません。

症状の背景にある問題が修正されれば、結果である症状は必要なタイミングで勝手に消えていきます。そう治すのではなく、消えていく、症状や病気が必要なくなるイメージです。

実際の臨床でも、痛みや症状のある場所はほとんど触りません。それよりもCKワープで出したその背景に対して施術(情報修正)をします。すると、患者さんが「あっそういえば、痛みがなくなっている・・」こういう反応になります。これが一番理想ですし、自然に背景の問題も変わってきている状態です。

そして、気や症状にある背景は、ひとつではないということ。複雑に何層にもにもなっている場合がほとんどです。それは重い病気であれば尚更何層にも重なっています。

例えば、生い立ちの問題
親子関係・兄弟関係
食事内容、栄養、添加物、重金属などの問題
仕事内容、職場の人間関係
奥さんや旦那さんとの関係、子供との関係
天気、電磁波などの生活環境
先祖関係、スピリチュアル的な問題など

こういうのが何層にもなっているのです。
こんな無数の原因を思考や知識だけで解決するのは無理です。

だから、患者さんの潜在意識に直接聞きますし、チャネリング的なこともします。それがCKワープになります。


子宮頸がんが消えた!


ひとつ分かりやすい臨床例があるので、紹介したいと思います。
セラピストの紹介で来られた50代女性、症状が腎不全で人工透析中、そして子宮頸がんを併発しています。ステージ2bとのこと。

来院される前に相談があり、癌の影響による出血が止まらないとのこと。なぜか頑なに病院へ行くのを拒否されていたみたいで、このままでは本当にヤバいからまずは病院へ行って何でもいいので出血を止めることをすすめました。

子宮頸がんの治療は人工透析をしているので、抗がん剤や手術は無理だそうで、放射線で治療することになりました。お医者さんからは、「あなたの場合はあまり効かないので期待しないでもらいたい。」と言われていたそうです。

それと同時進行で、この患者さんの本質的な問題が何なのか?
なんで腎不全や子宮頸がんが必要だったのか?
それを検査しての修正していく作業を私がしていきました。

この方の子宮頸がんになった原因も何層にもなっているのですが、一番引き金になったのは、「仕事」です。外資系企業でなんせ競争数字がすべての世界。少しでも休もうものならその間に部下が上司になっていたりするそうです。

子宮頸がんの背景には、いくつかパターンがあります。
ひとつは、男女関係、例えば旦那が浮気した・・。その時の感情をずっと残していると、子宮頸がんを作ってサインを出したりします。

あとは、女性性の否定。
この方はこのパターンです。男性は競争や闘いが生まれ持った性質としてありますが、女性はそうではありません。時代は変われど、古来より女性には子供を育てる、家庭を守るというような女性らしい生き方がありました。(それがいい悪いは別にして)

現在のように女性が社会進出してバリバリ働く、これは人類の長い歴史でいえば、ここ数十年ではないでしょうか。それが悪いとは思いませんし、やはり女性の方が優秀なので社会進出は賛成です。

ただ、身体に刻まれたDNAや潜在的な記憶はそう簡単には対応できないということです。男性のように過度な競争や闘いの中で生き続けると、いつか必ずバランスを崩します。

潜在意識では「女性としての自分を大事にしていない」、「女性としての自分を否定している」と捉えます。すると、女性らしい病気としてサインが出ます。そう子宮や卵巣の病気、乳がんなどです。少し生き方を見直しましょうという身体からのサインです。

ただ、重要なのがここからです。
では、なぜ彼女はそんなに仕事をがんばったのか?
そこに大きな問題が隠れているのです。

それは、幼少期からの母親との関係性にありました。

子供の頃から母親が厳しく、
何をやっても「ほめてくれない」「認めてくれない」
弟は長男というだけで、やりたい放題。


ようは、潜在意識の中に、

認められたい!

この想いがずっとあるんです。
幼少期の認めてもらえなかった心の穴が・・。

それを埋めたくて、がんばりすぎた。
仕事でもいいから、認めてもらいたかった。

腎不全も同じで、この病気を作った背景もCKワープで検査すると、

母親に対して、
「ずっと否定されてきた・・」

この想いが強く残っています。

彼女の根底には、母親に否定されて生きてきたから
認めてもらいたいという、承認欲求が強くあります。

原因が明確になれば、それを相手に伝えて、その意味や自分の人生について考えてもらい、あとは修正を重ねるだけです。

ここで治療家セラピストがやりがちな間違いは、
腎不全や子宮頸がんを治そうとすること。


これをやると失敗します。

最初にも言ったように、もしかしたら症状も一時的には良くなるかもしれませんが、時間の経過とともに再発するか違う病気を作ります。

腎不全や子宮頸がんを治そうとせずに、その背景に対しての修正をすることです。そうすると、自然と変わっていきます。

ちみなに、この患者さんは、出血も止まりましたし、

子宮頸がんがほぼ消えました。

もちろん放射線もしているので、その効果もあると思います。
ただ、病院の先生が一番驚いていたそうです(笑)

私が治したのではなく、病院が治したのでもなく、本人が病気の意味や原因に気づいたので、病気というサインを出す必要がなくなったのです。

これがCKワープ臨床研究.界-kai-でお伝えしている
臨床スタイルのわかりやすい例です。

CKワープ臨床研究.界-kai-のコンセプトにある
臨床とは、「魂を解放するお手伝い。」

臨床とはお手伝い、私達が目指しているのは
こういう臨床スタイルです。

すべてが上手くいくわけではありませんが、
素直な人は何らかの変化や動きが生まれます。

それは、症状や病気だけではなく、
人生が動き出すということです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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