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無意識(魂)の渇望


こんにちは、岡田です。

時間の経過はあっという間、
気がつけば桜が満開・・・汗

さて、今回は臨床での出来事を
書きたいと思います。

今回の臨床は、紹介で来られた方なのですが、
施術中にちょっと涙が出そうになりました。

女性ならまだしも、
不覚にも男性のクライアントさんなのに・・。


腰痛と下痢

紹介で来られてた40代の男性、
主訴は、慢性腰痛と下痢です。

腰痛はもう15年以上の付き合いで、
良くなっては悪くなるの繰り返しです。

お腹が常時ゆるく、
下痢も7〜8年の付き合いになります。

最初はカウンセリングでいろいろお聞きして、
腰痛や下痢の背景を探っていきます。

メッセージマップの図を見せながら、
症状の背景には、どんなメッセージがあるのか?

説明していくのですが、もうそのまんまです。

例えば、腰痛なら基本的に
やりたくないことがあり、
責任やプレッシャーが関係します。

その方は、お兄さんと立ち上げた
会社の役員をしているので、

いろいろとプレッシャーがあり、
自分でそのまんまとおっしゃてました(笑)

下痢は、腸に関係するので、
背景には、本心や本音が関係します。

ようは、

本心本音が出せてない!

それも、ご自分で納得されていました。

ただ、その時の会話で気になった言葉が、

「私はいくらでも我慢できるんです、
 その場が我慢することで収まるなら
 我慢します。」


この言葉がなんか気になったのですが、
その理由が後でわかりました。

あと、仕事の話をしている時に、
おっしゃっていたのが、

「本当は今の仕事よりも、
 人の役に立つことがしたい。」


ボランティアなども時間があれば、やりたいと。

とてもいいことなのですが、
これも何か引っかかりました。

これらの理由がこの後の臨床でわかり、
それで、少し泣きそうになったのです。


無価値観と生い立ち


腰痛や下痢を手放すために、潜在意識から
必要な情報を引き出す検査をしてくのですが、

その時に出てきたのが、

無価値観。

無価値観とは、私には価値がないという思い。

それを聞いてみると、
常にあるとのこと。

その無価値観はどこから来るのか?
聞いてみました。

すると、生まれ育った
生い立ちに話をしてくれました。

幼少期に両親が離婚して、
兄弟が4人いたけど、

兄と自分が父に引き取られ、
下の弟たちは、母に引き取られたとのこと。

そして、父が子供達を置いたまま失踪・・。

親戚を転々とするが、居場所がなく、

母には新しい家族が出来たので、
一緒に住むことは出来ず、

二人で施設に預けられ、
そこで育ったとのこと。

自分は何のために生まれてきたのか?
生まれて来ない方が良かったのでは?

そう何度も思ったとのこと。

施術をしながら話を聞いてると、
涙が出そうになりました。

この方の根底にある
無価値観はここから来ています。

カウンセリングでこの方がおっしゃていた、
「いくらでも我慢できる。」

これは、この時の辛い状況に比べたら全然マシ。
いくらでも我慢できるという意味だったのです。

そして、「人の役に立つ仕事がしたい。」

この言葉には、幼少期に誰にも
必要とされなかった過去があるので、

誰かの役に立ちたい!その裏には、

自分という存在を認めてほしい!

人の役に立つことで、
自分の存在価値を見出したい。

自分の価値を感じてくれる場所を
常に探しているように感じました。

親にも事情があるでしょうが、
自分の親に捨てられる辛さ・・。

これはちょっと言葉に出来ません。

ただ、私が言ったのは、
ちょっとキツイかもしれませんが、

今の状態で、人の役に立つことは、

自己犠牲ですよ。

そう伝えました。

自分はどうでもいいから、
人の役に立ちたい!

これを強く感じたのです。

自己犠牲では誰も幸せになりません。

自分が犠牲になって、
人が幸せになることはありません。

幸せとは、誰かが犠牲になることではありません。
関わるみんなが笑顔になるから幸せなのです。

そして、無価値観のある方は、
必ず自分で自分の幸せを壊しにいきます。

例えば、

進学や結婚や出産などの
おめでたいことがあると、

こんな価値のない自分が幸せなってはいけない・・。

無意識レベルでそう思っているので、
幸せを自分で壊しにいくのです。

なので、無価値観を抱えたまま、
人のためにと自己犠牲をすると、

どうなるのか?

人のためにと思ってやったことが、
自分自身を満たしてくれることはなく、

逆に無価値を更に強く感じる結果になります。

エネルギー的にいうと、無価値感を抱いた
まま、人の役に立ちたいと行動すると、

実はその人からエネルギーを奪い、
自分を満たそうとします。

ようは、エネルギーバンパイアに
なってしまうのです。

なので、絶対法則は、
まずは自分を満たすこと。

自分を第一優先にして、
満たされてから人に提供できるのです。

ちなみに、ここでの満たすとは、
お金や地位はあまり関係ありません。


無意識(魂)の渇望


この方は紹介で来られたのですが、
単に腰痛を治したくて来た訳ではありません。

顕在意識レベルでは、話を聞いて
「何か気になるから行ってみよう!」
くらいかと思います。

でも、実はそんな単純なものではありません。

無意識レベル、魂レベルで求めているのは、
腰痛の改善ではありません。

魂レベルで求めているのは、

無価値観を手放し、自分の価値を見出すことです。

幼少期から蓄積された
自分には価値がない、
自分は生きている意味がない、

その事を誰かに見つけて欲しいのです。
そして、自分に価値があることを確認したいのです。

だから、当院へ来られたのです。

これを、

無意識(魂)の渇望と言います。

渇望とは、心の底から望んでいるものです。

一般的に治療院へ来る目的は、
腰痛や肩こりが大半ですが、

症状はあなたに出会うための単なる入口。
実はその裏には、本当に解消したい問題があるのです。

それは、本人でさえわかっていません。
だから、無意識の渇望なのです。

私達、治療家が本来観るのは、
症状ではなく、

魂が何を望んでいるのか?

ここしかありません。

カウンセリングで聞くことは、
症状のことではなく、

どんな人生を歩んできたか?
ただ、それだけです。

治療という手段を使って、
魂が本来目指すべき道に戻れば、
症状は勝手に消えます。

この方はまだ1回しか治療してませんが、
今後どんどん変化していくでしょう。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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