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テーマ泥棒


こんにちは、岡田です。

GWという大型連休も終わり、
これからどんどん暑くありますね。

今回は日々の臨床でいつも感じることであり、
症状や悩みを沢山お持ちの方や、

不安心配症の方に共通している
ある内容をお伝えしたいと思います。

それが、

テーマ泥棒です!


これ無意識に誰でもやっちゃいます、、
私もやりがちです。(-_-;)


テーマ泥棒とは?


テーマ泥棒とは何かというと、
家族や他人の人生におけるテーマや課題を、

横取りして自分のものに
してしまうことです。

これは特に家族間においてめちゃくちゃ多く、

愛情があるがゆえに、
ついつい泥棒しちゃいます。


例えば、親子の関係において、

子供が成人になっても就職しない、
働こうとしない・・。

こういうケースがあったとして、

それを自分の責任、自分の問題と思って、
親が子供に「なんで働かないんだ!」と責めてしまい、
過剰に干渉し過ぎてしまう。

そして、これは親の教育が悪い、
自分の責任と思い、自分自身も責めてしまう。


そうすると、子供に過干渉になった分だけ、
子供からエネルギーを奪い、

そして、自分自身も悩み苦しんだ分だけ
エネルギーを消耗します。

すると、家族みんながエネルギー不足に陥り、
家族全体が悪循環のループに入っていきます。

こういうのが、
自分と子供の関係において、
自分と親の関係において、
夫婦間において、
兄弟間において、

もしくは、他人との関係において
無意識にやってしまいます。

これは、アドラー心理学では、
「課題の分離」と言われています。

この「子供が働かない」という結果に対して、

最終的に責任を取らなければならないのは誰か?

誰の課題なのかを明確にすることで、
人の課題には首を突っ込まないという考え方です。

一般的な考え方では、それでは親は無責任だ!
親は子供を放置していていいのか!となります。

親は放置するわけでも、
無責任な訳でもなく、

あなたがサポートを必要とする時は、
全力で応援するよ、ということ。

いつでも応援しているということ。
いつでも信用しているということ。

そして、大切なのは、

それを子供に伝えること!

すると、子供は安心します。
安心できる場を作ってあげることが大切です。

私は人生において問題が出るということは、
「そこにテーマがある!」という考え方なので、

「働く」ということが、子供の課題であり、
テーマのひとつです。

働くということを通して、

人生のテーマに
直面しているのです。

直面するということは、
めちゃくちゃ変わるチャンスでもあり、

今がそのタイミングですよ!

というサインでもあります。

それを本人以外の人が介入し過ぎてしまうと、

本人が大きく変わろうとしている
タイミングを奪ってしまいます。

そして、人のテーマを

無意識に横取りしちゃいます。

これが「テーマ泥棒」です。

実際にいろんな問題に直面すると、
なかなかそうはいかないのもわかります。

それであれば、それもテーマのひとつなんですね。


治療家はテーマ泥棒


実はこの「テーマ泥棒」ですが、
私達、治療家セラピストもやりがちなんです。

なぜなら、
ほとんどの治療家は痛みや症状を
取ることを目的に施術します。

それが別に悪いわけではないのですが、
症状や痛みが何で出てるのか?

こういう視点が完全に抜けています。

治療家に聞いて見てください。
「痛みや症状がなんで出ているのか?」

ほとんどの治療家は、解剖生理学的な
痛みの症状の機序を説明してくれます。

私からすると、
そこじゃないんだけどー、となります(笑)

症状や病気はテーマ!

その方の抱えている問題や悩み、病気や症状は
すべてその方のテーマであり課題です。

肉体や辛さ苦しさを通して
自分のテーマと向き合う機会なのです。

なので、私達CKワープの施術では、
単に痛みや症状を取ることを目的にした
施術はしませんし、

治すことをしません!

もちろん結果として、
症状が良くなることは多々あります。

でも、その症状の背景にある潜在的な情報は
必ずセットでお伝えするようにしています。


あと、もうひとつ、

治療家がやりがちな
テーマ泥棒があります。

これは真面目な優しい先生ほど陥りがちです。

それは、クライアントさんの症状が

「治らない」のを自分の責任にしてしまうこと!

症状が良くならない、治らない!
治療家なら誰でも経験することです。

これがあるから技術を磨くので、
いい面ももちろんありますが、

完全なテーマ泥棒です!


クライアントさんが良くならないのは、
クライアントさんのテーマであり、
治療家のテーマではありません。

適当になって良くならないとか、
技術不足で良くならないとは別として、

その先生が技術もあり一生懸命やっても
良くならないのであれば、それは完全に
クライアントさんの問題です。

なぜ良くならないのか?

それは「心理的逆転」が働くからです。

心理的な逆転とは?
顕在意識では良くなりたいと思っているけど、
潜在意識では実は良くなりたいない、
症状が治ってもらっては困る・・。

そういう心理が働いている状態のことです。

実際に臨床をやっていると、
結構な確率で「心理的逆転」が出ます。

重い症状や慢性的な症状ほど
これは出やすい傾向にあります。

それをちゃんとわかってないと、

治療家という素晴らしい仕事が苦しみに変わります。

それはあまりにももったいないし、
苦しみに変わる先生ほどいい先生なのです。

だからこそ、何度も言ってますが、
肉体面だけを診るのではなく、

症状の背景にある潜在的な問題まで
含めて観る必要があります。

そのクライアントさんの背景に
どんなテーマがあるのかがわかると、
治療家が苦しまなくて良くなります。

なので、常に頭の中には、

この問題は誰のテーマか?

これを考える習慣をつけるといいですよ。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


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