こんにちは、CKワープ臨床研究.界-kai-の岡田です。
今月からCK-1期生の講義がスタートしました、今から4ヶ月かけて基本的な考え方やテクニックをお伝えしていきます。
今までの手技療法の概念とはまったく違うので、多少の心配はありますが、おそらく問題ないでしょう。
4ヶ月後にどうなっているのか?
非常に楽しみです♪
原因と結果
症状や病気が「結果」であるならば、治療やセラピストの方が患者さんを診る時に、まずは検査などをして、「原因」を探すと思います。
問題はこの原因・・。何が問題かというと、これは治療者によってまったく変わってくるということです。ようは治療する人がどの次元で診るかで変わります。
例えば、慢性的な腰痛の患者さんがいたとします。
この人の腰痛の原因を検査すると、
病院であれば、レントゲンを撮って椎間板が・・、
骨の変形があります骨棘が・・、
などが原因とするでしょう。
カイロプラクターなら、例えば頸椎〇番のサブラクセーションが自然治癒力を妨げています。これが原因となります。
オステオパシーの人なら、ここの膜の癒着が・・。
整体なら、ここの関節の歪みが・・、
もしくは、お尻の筋肉の緊張が・・、
子宮や内臓の歪みが・・、
脳脊髄液の流れが・・、
霊媒師なら、ここについている霊が・・、
一般の人なら、テスクワークで座りすぎが・・、
電磁波過敏の人なら、パソコンの電磁波が・・、
仕事のストレスが・・、
何が言いたいかというと、
すべて正解であるということ。
そして、それは診る人がどの視点で原因を見るか。治療者の背景にどんな思考があるのか、どんな勉強をしてきたのか、によって違うということ。
なので、どれが正解で、どれが間違いとかないと考えてます。
最近は、他のセラピストを批判する傾向が強い(それもマーケティング?)のですが、私的にはちょっと理解できません。(笑)
腰痛の治療ひとつとっても、特定の療法、テクニックで解決するなんてことはありえなし、様々な多様性があっていいと思います。腰痛の原因なんて100人いたら100人とも違います。同じわけがないので、逆に言えば多様性がないとダメなんです。
あとは、患者さんが自分に合うところを探せばいいのです。セラピストは、その時に選ばれるように自分磨きをすればいいだけの話です。
CKワープ臨床システムでは、症状や病気の原因を検査しても身体の問題、構造的な問題でヒットすることはあまりありません。もう少し深い問題でヒットする傾向があります。
症状、病気の「根っこ」とは
CKワープ臨床研究.界-kai-では、原因を探す時に「CKワープ」という検査法を使うのですが、症状や病気になった根っこの原因を探りにいきます。
ようは患者さんの潜在意識にある問題にアプローチしていきます。
ただ、その前に症状や病名、それが出ている場所によってもある程度、潜在的な問題(根っこ)の推測はできます。
例えば、生殖器系の問題が多い女性だと、男性関係か親との関係性において問題がある場合が多いですし、気管支や肺など呼吸器系に症状があるのなら、何か息苦しいことや我慢していることがあるのかな、と推測できます。
膵臓問題なら愛情が欲しいのかな、
肝臓胆嚢なら何か怒っていることがあるのかな、
右側ばかりに症状が出るなら、誰か男性との関係性に問題があったり、
左側なら女性との関係性に問題があったり、
肩こりや背中に問題があるなら、
何か背負いきれないものがあるのかな?とか・・。
こういうあらゆる症状の背景にある感情をまとめたのが、「病気の意味リスト」です。これは、CK-セミナー本講座参加者にはお渡ししています。
【 病気の樹 】
この上の図「病気の樹」↑↑を見ていただくとわかりやすいのですが、
症状や病気は、木で言うと「枝葉」です。
枝や葉が病気になっているからと言って、
一時的に伐採しても、また同じように生えてきます。
癌でいうと、再発というやつです。
ただし、同じ場所に生えるとは限りません。
誤解がないように言うと、枝葉を切ることが悪い訳ではありませんよ。
切ることが必要な場合もあるでしょう。
そして、幹が今まで生きてきた人生だとすると、
一番大切なのは、
木の根っこ
木の根っこは、地面に埋もれています。だから、見た目ではわからないのです。
大事なのは見えるとこではなく、見えない部分です。
人間でいうと、それが「潜在意識」になります。
木は何十年という年月をかけて大きくなります。
木が成長する長い期間に、
どんな栄養を吸い取って育ったのか、
どんな土に囲まれて育ったのか、
どんな経験をして育ったのか、
この結果が、枝葉です。
人間でいうと、健康な枝葉は生き生きしています。
何かの美味しそうな実をつけてかもしれません。
逆に、今にも枯れそうな元気のない枝葉が、
症状や病気となります。
なので、枝葉(症状や病気)を良くするなら、
枝葉の調整もしつつ、
根っこやそれを取り巻く環境を変えることです。
臨床例(症状と根っこ)
では、実際にどういう症状の背景にはどういう情報があるのかを、実際の臨床例でお伝えしたいと思います。これはCK-0期生のLINEグループにも投稿した内容ですが、参考にしていただければと思います。
50代女性
枝葉(症状/結果):右坐骨神経痛
根っこ(原因):CKワープで検査すると、「お父さんへの後悔の念」があると出ます。詳しく聞くと、お父さんと二人暮らしで自分が旅行に行っている時に、お父さんが倒れて亡くなったそうです。その自分を責める感情が症状を作っているパターンでした。
50代女性
枝葉(症状/結果):リウマチ
根っこ(原因):ご主人が病気で亡くなってから発症、リウマチは自己免疫疾患なので、自分で自分を攻撃します。ご主人が亡くなったことで、何か自分を責めている部分があり、それがメッセージとして病気を作ります。同時に、もうその感情を手放しなさいよというメッセージでもあります。
30代女性
枝葉(症状/結果):不妊症、不正出血
根っこ(原因):病院で不妊治療もしていたが、潜在意識では子供を欲しいとは思っていない、と出ます。潜在的には子供を欲しくはないと思っています。それを伝えると、自分でも自覚はあるらしい。CKワープの検査では、「ご主人に対して責任が強すぎる」と出ます。子供がなかなか授からないことに対して責任を感じている、そして、そのことへのプレッシャーがあるので、その感情を出血という形で出すことでバランスを取っている状態が不正出血です。
8歳女の子
枝葉(症状/結果):側弯症、夜に精神的な不安定
根っこ(原因):CKワープで検査すると、6歳の頃に母親に対して、「心の平安が欲しい」と出ます。詳しくお母さんに聞くと、6歳の頃に離婚しているとのこと。ようは、心の不安定さを背骨(軸)を曲げることで表現しているのです。
40代女性
枝葉(症状/結果):右腰痛
根っこ(原因):この方はセラピストなのですが、前に所属していた団体の先生とトラブって、その怒りが腰痛の原因となっています。
50代女性
枝葉(症状/結果):右下部の慢性腰痛
根っこ(原因):亡くなった父の家を処分したことへの悲しみや罪悪感。
などなど、それぞれの症状の背景には、このような感情が隠れているのです。症状が重い人ほど強烈な感情が残っています。
これらの臨床例のごく一部ですが、症状だけ見たら、坐骨神経痛、リウマチ、不妊症、不正出血、側弯症、腰痛などです。
普通にみなさんの治療院に来ると思います。
でも、症状の背景には、様々なドラマを抱えています。腰痛の原因ひとつとっても、100人いたら、100人違うというのは、こういう意味です。
なので、結果である痛みやその部位にアプローチすることはあまりありません。厳密にいうと、する必要がありません。
そして、実際の臨床では、腰痛や症状にアプローチするのではなく、その症状の根っこにある背景に対して、情報修正を加えていくのです。
すると、どうなるのか?
原因が変われば、結果が変わる!
症状は当然良くなります。
が、それだけじゃなく、
何度も言っているように、
人生が動き出すのです。
それが、CKワープ臨床研究.界-kai-の目指す臨床です。
では、よい1日をお過ごす下さい。